漬け酒研究室WORK SHOP「日々を楽しむ漬け酒」TASTING SESSION VOL.3にお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
コロナ感染防止対策に伴い、ワークショップの延期が続いておりましたが、今回5か月ぶりに開催することができました。本来、1月に開催予定でしたので、いつも通り仕込みを1月の開催日に合わせ、開催日の2週間前から始めていました。さあ延期が決まり、「仕込み始めているものをどうしようか」と。まずは抽出を進めさせないために、これ以上何も手を加えない。あえての放置作戦で様子を見ることにしました。これは初めての試みでしたが、放置することと再開のタイミングで抽出具合をコントロールができ、結果的に風味豊かで加糖の量を抑えられた作り方を発見することができました。今回はどれも出来上がりがよく、参加者の皆さんからも好評でした。
今回の研究成果として、漬け方のおさらいと参加者の方からのご質問をまとめておきます。
今回の漬け方について
加糖の量が減った
仕込み始めて、予定開催日の延期が決まり、手を加えない方法で抽出を遅らせたことで具材の持っている甘味が加味され、結果として加糖する量が減りました。
状況に応じた抽出のコントロール方法の発見
参加者の皆様からのご質問
始めてでも漬けやすい、おすすめの原酒(ラム酒・カシャッサ)は何?
ラム酒の場合
ビエール・ブラン 1,000ml
フランス海外県マリーガラント島産
フレンチカリブのホワイトラムの代表格と言われるラム酒です。アルコール度数が高い分抽出も早く濃醇に仕上がるのが特徴です。漬け酒におすすめの具材はキウイ。
ディプロマティコ・プラナス
ベネズエラ産
サラッとしていながら旨味がぎゅっと詰まったホワイトラム。原酒自体にココナッツや紅茶のニュアンスも感じられる味わいです。漬け酒におすすめの具材は、レモン、ココナッツ、マンゴーのドライフルーツなど。
ラオディ・ホワイト
ラオス産
キレが良くフルーティーな発酵感を感じるラム酒です。日本酒にも通ずるニュアンスが楽しめます。
漬け酒におすすめの具材は、黄桃やパイナップル(ドライフルーツ)。
カシャッサの場合
セレッタ
キレが良く豊かな味わいで、ほんのりシナモンを想わせる味わい。漬け酒との相性は良く、どんな具材でもバランスのとれた仕上がりになります。特にしっかりめの味わいに仕上げたい時におすすめです。
ウェーバーハウス・プラタ
キレが良く清涼感があり、サトウキビの旨みを感じるお酒です。こちらも具材との相性が良い原酒。特に爽やかなイメージで仕上げたい時におすすめです。
漬ける期間はどのくらい?
漬け酒期間は厳密には決める必要はありません。漬ける期間が短い(浅い)ときの味わい、長い(深い)ときの味わいをそれぞれ楽しみことができます。しかし、初めのころは目安がないと悩んでしまうと思いますので下記の長さをお試しください。
小瓶なら10日〜2週間が目安
大瓶なら3週間〜1ヶ月が目安
次回のワークショップは5月22日(日)
次回のワークショップは5月22日(日)を予定しております。内容は、今回と同じくフリーテイスティングとなります。ご提供する漬け酒は開催日の2週間前くらいにお知らせします。
お申込みは、イベントサイトpeatixよりお願いいたします。(お支払いは、当日現金のみとさせていただいております)
https://peatix.com/event/3231812/view