ドライフルーツの中で、わたしにとって身近な存在のクランベリー。なぜかというと、キャロットラペに刻んで入れたり、鶏肉のソテーに加えたりと、ドライクランベリーを料理で使うことが多いので、買い置き率が高い食品だからです。
また、花屋でクランベリーの苗を買って栽培にチャレンジしたこともあったけど、あえなく失敗。枯れてしまった残念な思い出も。
さらにクランベリー農園では、畑に水を溜めて実を水面に浮かせて収穫する珍しい方法と知り、益々興味が湧いたフルーツです。
そんな身近で気になるフルーツだったにも関わらず、今まで一度も果実酒に挑戦していなかったのです。というわけで、研究生tataの1回目の漬け酒日記は「そうだ!ドライクランベリーで果実酒をつくろう」に決定したのでした。
クランベリーに合うお酒は?
ベースに使うお酒は、そのまま飲んで美味しいお酒を選ぶのがおすすめです。もとが美味しいのですから失敗することが少ないですし、美味しいと美味しいを掛け合わせるので「美味しさがマシマシ」になります(予定)。
ベースのお酒選びと味の方向性も合わせて考えていきたいと思います。今回のイメージは、ちょっと風変わりに「甘さのなかにもピリッと感を」をテーマに考えて行きます。
ベースのお酒候補は、この3本
- Cachaça WEBER HAUS CANELA SASSAFRA'S(ウェーバーハウス カネラ・ササフラス)
- Cachaça WEBER HAUS PRATA(ウェーバーハウス プラタ(シルバー))
- Cachaça SELETA(カシャッサ セレッタ)
ピリッと担当のペッパーは、なにペッパー?
- ブラックペッパー
- レッドペッパー
- ピンクペッパー(ちなみにピンクペッパーは胡椒ではありません)
まずはベース候補のお酒を1本づつ少量を口に含ませながら、ドライクランベリーをかじる。それを3本繰り返す。
ドライクランベリーとの相性はこんな感じ。
ここまでで第一候補は、WEBER HAUS PRATA(ウェーバーハウス プラタ(シルバー))ですが、次はスパイスとの相性を試してみます。
3種類のペッパーの辛さ具合は、ピンク < レッド < ブラックの順番で辛くなります。
第一候補のプラタとブラックペッパーは、土臭さが増す感じがするので却下。レッドペッパーの辛さがちょうどよい刺激なので、今回のスパイスはレッドペッパーに決定。
ドライクランベリーの果実酒をつくってみよう
材料
- ドライクランベリー 30g
- WEBER HAUS PRATA(ウェーバーハウス プラタ(シルバー))150ml
- レッドペッパー 4粒
- ジンジャーミンス 2かけ
手順
小瓶に材料を注入
WEBER HAUS PRATA(ウェーバーハウス プラタ(シルバー))を、小瓶になみなみと注ぐ(およそ150ml)。このまま3日間待ちます。
2時間ほどで、もう色が出てきました。きれいな茜色です。
3日後、試飲。スパイスを投入
3日後、香りや抽出具合を確かめるために味見をします。
ホワイトカシャッサ特有のもっさりした香りから、クランベリーの甘酸っぱい香りに変化しています。香りの相性もベースとクランベリーとが合ってよい仕上がりになりそう。
クランベリーの味と甘さは、よく出ています。今回のドライフルーツは砂糖を使用しているものなので、氷砂糖は使用しないで作ります。
ここでもう一度、レッドペッパーとの相性を確認のするため、レッドペッパーをかじりながら試飲してみます。
イメージどおり、甘さとピリッとさが合います。
さらに、ジンジャーミンスとの相性が気になったので、こちらも合わせてみます。これもよい感じです。
スパイスは、レッドペッパーとジンジャーミンスを加えることにしました。
このスパイスやハーブを配合する作業が漬け酒づくりの醍醐味かもしれません。そのときの気分やメンタルが影響して、即決できるときもあれば、悩みまくることもあるので面白いです。さあスパイスを加えたので、あとは出来上がりを待ちます。
余談:スパイスを加える前に、室長にも試飲してもらいました
香りがいいね。
うんうん、そうでしょ。
スパイスはどうするの?
甘さの中にピリッとがテーマだから、
ペッパーを入れてみようと思ってます。
なるほど。合いそうだね。
それと、柑橘系も入れると調和すると思うよ。
味の角が調和されると思う。
(心の声)室長は柑橘系が好きだな…。
うん、考えてみる。
柑橘系ではないですが、すがすがしい香りと辛みが特徴のしょうがのスパイス ジンジャーミンスを加えることで、ピリッとさと柑橘系に似たさわやかさを取り入れてみました。